昔は金利が非常に高かった！？

闇金が恐ろしいのは、その上限金利が高過ぎることになります。そのため、普通の消費者金融を使って頂きたいのですが、なかなかブラックの方などでは、簡単に一般の消費者金融では借り入れができません。結局、審査が甘く、誰にでも融資してしまうような闇金に手を出してしまうのです。

今、金貸しアプリなる金融業者があります。ここは、闇金という名称で括られているだけで、別にちゃんとした中小金融のひとつです。ネットから申し込みが簡単にできるだけでなく、審査も緩いのとても気軽に借りられます。

さらに、金利はちゃんとした通常の業者と何ら変わらないために、多くのブラックや多重債務者、債務整理者など救済されています。しかし、闇金が何故ここまで蔓延ってしまい、さらになくならないのか、疑問に思う方は多いと思います。

実は、恐らくその根底に日本における貸金法がかなりずさんであった、ということが言えるかもしれません。そのひとつとしては、上限金利が年々下がっている、ということです。貸金法が2010年に改定した時、20.0%が小口融資の上限金利とされました。

凄く低くなり、多くの方が喜んだとは思うのですが、実際問題、これで低くなっているのですから、昔はどれほどだったんだろう、というところです。

消費者金融で借金が膨らみ、多重債務者や債務整理者、自己破産者が増えた時期というのは、29.2%が上限金利。多くの方が知っている大手消費者金融も、この金利を利用していました。しかし、その十年前は何と、40.004%だったんです。これは、闇金の金利です。しかし、これが普通だったのですから、恐ろしい話です。

さらに、その前は54.75%、73%、1954年には109.5%が上限金利だったんです。今でいう、闇金が打ち出す金利が上限金利として認められていたのです。こういった流れを汲んでいると、結果的に闇金が金利を下げない理由も分かります。

特に、昔から借金まみれの方は、今の闇金でさえ凄く金利が低いと勘違いしてしまうかもしれません。結果的に、貸金業者というのは昔から法律ギリギリの金利を獲得して、生計を立てているのです。闇金はできるだけ使って欲しくは無いですが、金貸しアプリは通常の消費者金融と何ら変わりません。情報に踊らされず、本当に便利な消費者金融を利用するよう心掛けましょう。