国会議事堂前で出会った奇跡。お金借りるアプリ！

僕は、心の底から日本を愛しています。

これは、冗談でも何でもなくリアルな発言です。

日本という国は大変素晴らしい国で、母国語が日本語です。

海外に一ミリも興味がない僕は日本語以外を話したいと思ったことがありません。

ハロー、マイネームイズオカネカリルクン。

アニョハセヨ。

ニーハオシェイシェイチンタオ。

グラッチェ！グラッシャス！

ダサ過ぎます…。

ディスイズアペン。これは鉛筆です。

日本国外で、これを話す必要があるでしょうか？

アツくなってしまいましたが、僕はブラックです。

そして、今は国会議事堂前のお金借りるアプリのお世話になっています。

その理由を話させてください。

国会議事堂前に憧れて…

国会議事堂前というのは、東京メトロ千代田線の駅の名前です。

とはいえ、丸の内線も通っていますので千代田線だけのものではありません。

とはいえ、僕は東京メトロ千代田線沿線に住んでいる縁もあって、国会議事堂前は千代田線沿線だと認識しています。

冒頭でもお伝えした通り僕は日本が大好きですので、いつかは国会議事堂前に住んでみたいと思っていました。（自己紹介では山梨県出身と書いています。東京在住の山梨出身って言う事です）

国会議事堂前…、こんなところに住居などあるわけがない…と思われるでしょうが、じつはそれなりに存在しており、住んでいる方も一部いるようなのです。

親に、“お前みたいな右翼は歓迎だよ。素晴らしい息子をこの世に産み落としたものだ！働かずして食べて行けるのは日本国だからこそ！万歳！”といわれてから本当に国会議事堂前に住みたくて仕方が無くなったのです。

しかし、現実は厳しい。地獄が待っていました。

家賃かビビるほど高い！

国会議事堂前の物件をチェックすると、どうやらワンルームのくせに10万円を超えています。

ワンルームですよ…ウナギの寝床になぜ無職が10万円以上を出さなければいけないのでしょうか。

さらに、もうちょっとキレイで広いところを探してみたのですが、べらぼうに高い。

みなさん、これから伝えたいことは嘘ではありません。がちんこです。

3LDKの部屋を借りようと思ったら、なんと家賃は163万円でした。

これが、真実です。

他にもホニャララヒルズだとか、2LDKでも家賃200万円超えも当たり前でした…。一体誰が住むのでしょう。与沢くんでしょうか。

僕の夢は、国会議事堂前に住んで毎日のように1972年に開館した憲政記念館に毎日通うことでした。

政治のさまざまな資料や国会について、運営についてなど素晴らしい資料がたっぷりと揃っている場所で開館から閉館までいても飽きたことは一度もありません。

年四回発行されている「憲政だより『時計塔』」って知っていますか？

国会前庭の四季折々の風景が掲載されているもので、本当に国会議事堂前ファンとしては素晴らしいアイテムのひとつなのです。

しかし、僕は貧乏人なのでそんな高級な土地に住むことはできません…。

高過ぎるのですよ、家賃が。

●張ったけど結果は散々！

とはいえ、僕はこれで諦めるような男ではありません。

日本国のことを毎日常に考えている人間など僕のほかにいるでしょうか？

そこで、僕はアルバイトをしているフリをして大手消費者金融や中小金融でたっぷりとお金を借りました。

それを軍資金にし、国会議事堂前のワンルーム賃貸を借りたのです！すごいでしょ？

しかし、そんな生活は長く続きません。

すぐに滞納を決めこみ、家賃も支払えずに強制退去。

親も、愛国心について語ると涙を流すのにお金の相談をすると音信不通。

八方塞がりとなり国会議事堂前でホームレスになってしまったのです。

来る日も来る日も食べるものがなく、土を食う生活。日本はこういった人たちを救う優しい国ではなかったのです。

一瞬にして僕は日本が嫌いになりました。こんな国、ぶっ潰れちまえばいい！と思った時、奇跡が起こったのです。

いい人がいた

死ね死ねコールをいいながら国会議事堂前を歩いていると当然警察に呼び止められます。

あまりに酷いとブタ箱にぶち込むぞ！ということで、僕は大人しく永田町方面へ歩きます。

もう、日本オワタ…と思っていた時、似たような身なりのホームレスと出会ったのです。

しかし、カレはなんかウキウキしており、ココイチで購入してきたらしいカレーを食べているではないですか。

“あなたはお金持ちですね。なぜ、ホームレスなんかしているのですか？”と聞くと、彼はいうのです。

“オレは最初は右翼でやらせてもらっていたけれど、今はどちらでもない中立な立場さ。

とはいえ、海外が好きなわけではないよ。とりあえず中立ってわけ。悠々自適に暮らしているよ。あと、仕事もやっているしね。誰にも期待せずに過ごすって気持ちいいよ”と。

さらに、スマホをポチポチしていました。

国会議事堂前のお金借りるアプリを知っているようで、たまに大変な時はその国会議事堂前のお金借りるアプリで5万円を借りてのんびり過ごしているようです。

話が急展開過ぎて、何だかよく分かりません。何がよくて、何がだめか…。

そんなことを考えて意固地を張っていた自分がとても恥ずかしくなりました。

僕は、あの日から大きく変わったのです！

お金借りるアプリ！捨てたもんじゃないJAPAN

僕もカレのいう国会議事堂前のお金借りるアプリに連絡し、お金を借りています。

本当に情けないのですが、今はこんな人生で良かったとすら思っているんです。

だって、日本は悪い国でも良い国でも何でもありません。

たまたま国なのです。僕は今、ホームレス生活を抜け出し漫画喫茶暮らしです。もちろんお金借りるアプリで凌いでいます。

親とは音信不通ですが、僕を見捨てたあんな連中は親ではありません。

今、僕の親代わりは間違いなく国会議事堂前で出会ったあのホームレス。そしてお金借りるアプリ。

人生って何が起こるかwかりません。だからこそおもしろいですね。